CAMPFIREのキュレーターにご興味のある皆さまへ
こちらの記事では、キュレーターポジションにご興味をお持ちの方向けに、参考になりそうな情報を随時更新しています。
最終更新:2022-03-03
キュレーターとは
クラウドファンディングのプロジェクトを成功させるために、プロジェクト起案者と伴走するスタッフを指します。
クラウドファンディング企画内容のコンサルティングやクラウドファンディング達成に向けた、PR戦略面のコンサルティングを行いプロジェクト起案者をさまざまな切り口からサポートする仕事です。
キュレーターの役割
日々挑戦者をサポートするキュレーターが大切にしていること
10年間で5万件以上のサポートをしてきた今、挑戦する人と目標達成に向け伴走していく上で大切にしていることを、ヒアリングしました。
キュレーター部に所属している各チームのご紹介
キュレーター部のフォローアップ体制
未経験からスタートするメンバーが多いため、キュレーター部がオリジナルで作成した20日間に渡るキュレーター育成特別プログラムがあります。
サービス概要の説明、営業資料の読み合わせ、法律的な注意点などの座学から具体的なプロジェクト作成についてワークショップ形式で行うプログラムまで、幅広く用意。受講者からは好評で、部署を越えて参加するメンバーが増えています。
※詳細は別途記事化予定。
働き方
フレックスタイム制(コアタイム:11:00 - 16:00)
全国勤務 / フルリモートワークOK(一部職種で例外あり)
✍ 参考記事
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今回キュレーターの仕事に関わる皆さんに、普段行っている仕事ややりがいなど、インタビューしました。
メンバー紹介
—CAMPFIREの移り変わりを知っているご経験豊富な皆さんですが、元々CAMPFIREに入ったきっかけは何ですか?
渡邊さん:
転職を考えていた時に、CAMPFIRE宮崎オフィスのスタートアップメンバーの募集があり、前職の経験を活かせそうだったので応募しました。
前職はEC構築、マーケティングを行う会社で主にSEOライティングやLPのライティングなどを行っていました。
業務委託のライターさん向けに勉強会を行ったり、発注/編集/反映など包括的にできるやりがいのある仕事でしたが、業務の方向性が大手アパレルブランドをターゲットにしたサービス展開に注力していく中で、ジャンルや企業規模にかかわらず顧客との距離が近いサービスに関わりたいと思ったことが転職のきっかけです。
元々、生活圏内の人たちと触れ合う時間が好きで、地元の人たちとの触れ合いを大事にすることで自分自身の幸福度が上がるな、と実感することが多かったのでその軸で選びました。
当時、宮崎オフィスのメンバーと数人の起案者さんでリアルイベントを実施している記事をSNSで拝見し、ユーザーさんとの距離の近さやアットホームな雰囲気に魅力を感じてエントリーしました。
宇塚さん:
元々CAMPFIREで開設されてたコミュニティに入ったことが、CAMPFIREに触れた最初のきっかけです。いわゆるユーザーでした。著名なインフルエンサーを中心にクリエイティブなプロジェクトを皆で回していくオンラインサロンのメンバーでした。
当時、コミュニティ事業部*で数千人規模のコミュニティ開設が決まり、イベント準備で忙しくなっており、最初は少し手伝ってほしいということでした。そして、しばらく手伝っていたところ「今後もこのままどうですか?」とお誘いいただき、CAMPFIREにいるという感じです。
それまではアーティスト活動一本でしたが、ちょうど子供が生まれたタイミングであり、良いご縁だったと思います。
*コミュニティ事業とは?
CAMPFIREコミュニティは、クリエイターがファンとつながることで創作活動のための資金を継続的に得られるコミュニケーションプラットフォーム。
木村さん:クラウドファンディングというサービスは正直知りませんでした。
元々のきっかけは、今CSチームでマネージャーをしている高橋あゆみ*がCAMPFIREにいたから..ということが大きいと思います。実は彼女とは、5歳からの幼馴染で昔から困っている人を助けたり、NPO活動をしており尊敬していました。ちょうど仕事を辞めるタイミングで「彼女の力になれることはないかな?」と思ったことがきっかけです。
会社について調べていく中で、”小さな火を灯しつづける”という当時のミッションに感銘を受け、新しいことにチャレンジしたい気持ちや、大切にしてきたものを守りたい気持ちに寄り添ってくれるサービスなのだと感じました。
元々人のために何かをすることが好きだったので、いろんな想いを持っている方のサポートがしたいと思い入社を決意しました。
*CSチームマネージャー高橋あゆみ
参考記事:
—入った当時と今とで、変わったことはありますか?
渡邊さん:クラウドファンディングをご利用いただく対象が広がり、使い方やサービスの幅も広がってきたように感じます。
最近、自分の親の友人がクラウドファンディングを検討しているという話を聞いて、親世代がサービスを知ってくれて、その上使おうとしてくれていることに小さな感動を覚えました。
私が入社した当初は考えられなかったので、少しずつサービスの認知が広まっていることを実感できて嬉しかったです!
個人の挑戦、夢に取り組むための応援、というものから、自然災害の復興支援、新型コロナウイルスの感染拡大で損害が出た事業者に向けてのサポート、企業のテストマーケティング、といったものまで幅広く多岐にわたるプロジェクトがここ数年増え、クラウドファンディングの可能性を改めて感じています。
宇塚さん:会社の状況は大きく変わりました。
3年ちょっとで人が増えましたし、社内の制度も整ったと思います。私が入った時は研修らしい研修もなく、やりながら覚えるという感じだったのですが、今はびっくりするくらい丁寧なフォロー体制がありますよね。昔辞めた人が今戻ってきたらびっくりするんじゃないでしょうか(笑)
一方で、ベンチャーらしさはまだまだあると思います。やりたいと思った施策を企画して実行するまでのスピード感やフットワークの軽さみたいなのは健在です。
木村さん:私は自身の内面の話をしますね。入った当時と今と、年々ポジティブになっています。
同じチームのメンバーはじめ、社内メンバー全員が全体的にポジティブに楽しく仕事をしている人が多いと思っています。
トラブルが起きて誰かが落ち込んでいた時も、以前は「どうしよう」で終わっていたのですが、今は「いい勉強になったね」と言い合える関係性が多くなりました。
また、数々のプロジェクトサポートをする中で、これまでは「〜しなきゃ」だったのが、プロジェクト起案者さんのために「〜したい、〜しよう」と前向きな思考で考えられるようになりました。
ポジティブマインドで接することにより、プロジェクト起案者さんからも、「目標達成はできなかったけど、木村さんがサポートしてくれたからやり遂げることができた」という温かいお言葉をいただく機会が増えました。
社内外のさまざまな方のやさしい言葉のおかげで、楽しくポジティブに物事を考えられるようになったのは大きな変化だと思います。
—キュレーターという仕事は業界や会社によって定義が異なると思います。皆さんにとってキュレーターとは、どんな仕事ですか?
渡邊さん:一言で言うと、「プロジェクトのサポート」です。
それ以上でもそれ以下でもなくて、あくまで主体は起案者さんなので、起案する方の熱意ややりたいことをクラウドファンディングを通じて届け、想いを実現できるか、を第一に考えています。
そのために、私たちキュレーターは過去プロジェクトのデータやサポート経験をもとにアドバイスを行っています。
クラウドファンディングはあくまでもツールの一つなので、その先に起案者さんのやりたいことや想いが実現できる未来が描けているか?、は意識して向き合っています。
宇塚さん:あえて他の言葉に置き換えると「ディレクター」に近いでしょうか。
プロジェクトの総合プロデューサーはあくまで起案者さんであり、それを実現に結び付けるのがキュレーターの役割です。プロジェクトがうまくいくように提案や進行を管理したり、時には厳しいことも言うかもしれません。
もちろん起案者さんはお客様でもあるのですが、今までの経験上、感覚としては僭越ながらビジネスパートナーという関係に近いと思います。
木村さん:プロジェクトの伴走者だと思います。
基本は起案者の方が主体となって実施いただくものですが、多くの方はクラウドファンディングが初めてです。
その中で、いかに不安な気持ちにさせずに一緒に走れるかが重要だと思っています。起案者さんが行いたいことに対して、”プロジェクト実現に向けて一緒に考えて一緒に頑張る。”そんな存在だと思います。
—今までで、一番思い出に残っているプロジェクトはありますか?
渡邊さん:それぞれのプロジェクトに大切なストーリーがあるので、一番というのは難しいですが、キュレーターになって最初の頃にサポートした案件は思い入れが強いかもしれません。
20歳のバレリーナさんがオーディションへ挑戦するためにプロジェクトを立ち上げたいということで、大きな挑戦を支援する案件でした。当初なかなか支援が集まらずに苦戦していたのですが、目標に向けてこちら側が提案したことを一生懸命ご対応いただき、最終的に目標達成することができました。
自分のことのように嬉しかったのを覚えています。キュレーターとして深く介入することはプロジェクトの成功を左右する、という介在価値を実感した案件でもありました。
プロジェクトはこちら:
宇塚さん:私はコミュニティ事業部での経験が長いのでコミュニティの話になってしまうのですが、ジョインした時には考えられなかったような著名なエンタメ領域の方々に使っていただけるようになり、「やっとここまで来たか」と感慨深くなりました。
もちろん、プロジェクトの大小が価値の良し悪しではないですが、クラウドファンディングやオンラインサロンのような新しい価値観を提供するサービスはどうしても最初は理解が得られにくいとか誤解されやすいというジレンマがあります。
そういう中で紅白出場経験があるような著名な方々にサービスを使っていただけているというのは、その後に続くプロジェクトにも好影響を与えて裾野も広がると思うので、やっぱり嬉しいですね。
木村さん:担当したプロジェクトページを見れば、「このプロジェクトはこうだったな」と全てに対して思い出があります。
その中でも一番は、三重県のダンス部の高校生がニューヨークのイベントに挑戦するプロジェクトが印象的でした。元々自分もダンスをしていたこと、また、教師を目指していた時期があったことが影響しているかもしれません。
プロジェクトの事前告知、活動報告の更新、リターンの履行など基本的には全て生徒たちが主体で動いて行っていました。結果、一人一人の頑張りが身を結び、当時のプロジェクトの中ではトップクラスの支援数になりました。学生が部活を通じてプロジェクトを立ち上げ、夢を実現するという取り組みに刺激を受けると同時にクラウドファンディングの可能性を感じた案件でした。
プロジェクトはこちら:
—「キュレーターをやっててよかった!」と思うのはどんな時でしょうか?
渡邊さん:サポートした起案者さんから感謝の言葉をいただけた時が、何よりも嬉しいです。
あとは、残念ながら目標到達しなかった場合でも「クラウドファンディングをやってよかった」「再チャレンジします」といった前向きな言葉をいただけた時も嬉しいですね。
この喜びは一生慣れないですね。このような言葉をいただくと毎回とても嬉しい気持ちになります。
宇塚さん:エンタメ領域はクリエイターとファンの関係でご支援いただくことが多いので、プロジェクトのアウトプットがわかりやすくネットに出るんですよね。SNSなどで、ファンの方が喜んでる場面を見た時は本当に嬉しいです。
あとはクリエイターやアーティストが活動を辞める理由って、お金が原因のこともあるかと思います。どうしても商売に結びつきにくい創作というのもありますし。自分自身でそこの苦しさを知っているからこそ、少しでもそれを解決できるきっかけになれることも嬉しく思っています。
木村さん:起案者の方から「ありがとう」をもらえた時や、ポジティブな言葉をもらえた時です。時に、お叱りを受ける場面もありますが、そこから誠心誠意対応し、最終的に感謝の言葉をいただけた時はやってて良かったと感じます。
起案者さんの中には”小さな火”を持っているけれど、きっかけがなくて表に出ない火もあると思っているのですが、クラウドファンディングがきっかけとなり、起案者さんの持つ”火”を灯す手伝いができたと自分の中で実感できた時はとても嬉しいです。
—逆に、「キュレーターを志すならこれは覚悟したほうがいい」みたいなことはありますか?
渡邊さん:プロジェクトや起案者の方に、どれも同じものがないように、これをすれば必ず成功する、達成する、というものはないのでそういった意味ではっきりとした正解はないです。
前にうまくいった提案が、違うプロジェクトだとはまらなかったり。
確実なものはなくて、”やってみないとわからない怖さの中で覚悟を持ってやる”というのは起案者さんと同じ気持ちです。
一つ一つ丁寧に向き合いながら時にはチームメンバーと協力しながら、振り返りながら学んでいくことが必要だと思います。
宇塚さん:掲載したプロジェクト全部がうまくいくわけではないってことですね。オーナーの熱い想いをひしひしと感じるので、上手くいかなかったら申し訳ないという気持ちになります。もっと違う方法も提案できたんじゃないかとか。
また、CAMPFIREはプロジェクト掲載数が多いので、、キュレーター一人あたりが見る件数も多いです。一つ一つ丁寧にキュレーションしながらも、プロジェクトを作ろうと待ってくださってる方も沢山いらっしゃるので、上手に自分のバランスを保ちながら推進していく強さは必要かと思います。
渡邊さん:すごくわかります。キュレーターをする上で、とても重要なことですね。
CAMPFIREのミッションを意識しながら、目の前の多くのプロジェクトをサポートしていくバランス感覚。どっちかに偏っても、きっとだめなんですよね。
木村さん:そうですね。ありがたいことに、多くの方に使っていただけているので、数あるプロジェクトをスピーディーに対応しつつ丁寧にフォローアップしていくというバランスは大切だと思います。
要望に全て答えられない場面もあるので、代わりにスピーディに対応することや、やりとりの文面に一言「がんばりましょうね!」と応援メッセージを添えるなど、意識しています。
いずれにしても、型にはまらないことが多い仕事です。
同じ内容を伝えるにしても、言葉一つで伝わり方が異なったりします。起案者さんに合った型を一緒に見つけていくことがいいと思います。
—キュレーターとして、今後挑戦したいことはありますか?
渡邊さん:挑戦、とは少し違うかもしれませんが、パートナーとの連携強化にはずっと注力しています。ローカルフードチームは300ほどのパートナーがいるので、全国各地にいるパートナーの皆さんが活躍できる幅が広がればどんなに小さな声でも掬い上げれるんじゃないかと考えています。
宇塚さん:エンタメ業界のクラウドファンディングに対するイメージをよりポジティブに変えていきたいです。エンタメ界隈ではまだまだクラウドファンディングに抵抗がある方もいらっしゃるかと思います。
例えばCDを売ったり、ライブのチケットを売ったりするのはもちろん皆さん抵抗なくしてくださるのですが、それがクラウドファンディングのリターンとなるとイメージがつきづらい方もいらっしゃるようです。
イメージを変えていくためにワクワクするような使い方を提案していきたいですね!
ファンと一緒にお祭りを作りあげるようなイメージです。例えば10周年記念なのでファンのためにファンが望むものをクラウドファンディングでやります!みたいな。
モノの受け渡しだけでなく、”みんなが集まる場所”としてのクラウドファンディング、つまり”ファンのためのクラウドファンディング”みたいな使われ方ができるように注力したいです。そういう使われ方が増えていけば、幸せな人やコンテンツがエンタメ界隈にもどんどん増えていくと思います。
木村さん:自分が入った時はOJTが中心で研修制度はなく、ここ数年で急激に研修が充実してきています。私自身、今研修の設計に関わっていてやりがいを感じているので、今年は研修の更なる充実に注力したいです。
元々は個人で始めていた研修がチーム単位、部署単位と徐々に広がっていってキュレーターのクオリティが上がり最終的に起案者さんのためになるのであれば、とてもやりがいがあります。
—最後にこれからキュレーターを目指したいという方へメッセージがあればお願いします!
渡邊さん:何かに挑戦したい、ストーリーを届けたい、多くの方に知って欲しい、などさまざまな想いから生まれてきたプロジェクトに日々向き合うことができます。
サポート業務や応対などには地道な作業も多いですが、工夫をしながら取り組み、小さな喜びを大切にしつつ、挑戦者と伴走するキュレーターという仕事のやりがいを多くの方と共有できたら嬉しいです。
宇塚さん:キュレーターって聞き慣れない言葉かもしれないので専門職だと思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、ほとんどのメンバーが未経験です。
「クラウドファンディングのキュレーションをやったことがあります」なんて人はそうそういないです。なのでその点は安心してください。
大切なのは今までの経験をどう活かすかです。ありがたいことに今はクラウドファンディングは様々な業種で使われています。もちろんあなたが働いてきた業種でも使われている可能性もあると思います。今までの経験を活かせる機会があると思いますので、ぜひ少しでも興味があればお話ししましょう!
木村さん:未経験でも大丈夫です。充実した研修を用意して待っています!多くのプロジェクトとふれあうことで、さまざまな形の想いを知ることが出来ると思います。
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