CAMPFIREのフルリモート勤務で人生の自由度があがった話 vol.1 #CAMPFIREの日々
2020年2月から全社員リモート勤務となったCAMPFIRE。すでに全社員のうち44%のメンバーが東京都以外の場所からリモート勤務しています。
東京にある本社オフィスから離れた場所で普段どのように働いているのか?リモート勤務に不安はなかったのか?など、今回は北海道、静岡県、大阪府から勤務している3名にお話を伺いました。
ーーCAMPFIREに入社した経緯を教えてください。
鈴木さん :前職でクラウドファンディングによる商品開発を行っていた部署があり、その際にCAMPFIREの名前を知りました。妻の仕事の関係で北海道内を転々と移り住む必要が出てきそうだったため、場所にとらわれない働き方を探していた際に求人を見つけました。フルリモート×法務職という新たな働き方を実現している環境と、今までいた業界と全く毛色の違うWEB業界に魅力を感じて飛び込むことにしました。
また、元々地域振興に関心がありました。地域や企業に対し、クラウドファンディングを通じて従来の金融機関とは異なる新しい資金調達を提供することで地域に光をもたらすのでは…と思い、応募しました。
小野さん:私はCAMPFIREのサービスや信念が好きで、いつかCAMPFIREで働きたいな……とぼんやり考えていました。そんな時にデザイナーを募集しているツイートを見つけ、「今しかない!!!」と思い、意を決して応募しました。良いタイミングで応募できてラッキーでした。
宮迫さん:私もずっとクラウドファンディングの仕事をしたいと思っていました。
学生時代に運営していた団体でクラウドファンディングを利用し、CAMPFIREのサービスや目指している世界感に強く惹かれていました。卒業後すぐにでも入社したかったのですが、当時は新卒での募集枠がなく、東京の別企業に入社しました。
ある時、CAMPFIREの宮崎オフィスでの求人を見つけ、様々な地域の課題解決や挑戦に取り組む起案者の方に伴走する”キュレーター”という仕事に魅了され、その日のうちに応募しました。無事採用となり、宮崎へ移住しました。
ーー入社にあたって、東京のオフィスに通勤することが必須ではないフルリモートでの勤務体制については、どう考えていましたか。
鈴木さん :私の場合は、フルリモート勤務できることがCAMPFIREに入社する決め手のひとつでした。愛知県出身で、社会人になってから東京で働いていたのですが、学生時代を札幌で過ごした経験があり、いつか北海道に住みたいという気持ちをずっと持っていたんです。東京の満員電車はもう嫌で戻りたくない気持ちが強かったですね(笑)
宮迫さん:分かります(笑)私が入社したのは2019年で、今ほどリモート勤務は一般的ではなかったと思うのですが、もともと同じ部署のメンバーが東京オフィスと宮崎オフィスの2拠点でそれぞれリモートで仕事をしている環境でした。以前からオンラインでのやり取りが中心だったので、コロナが広がり、自宅からのフルリモート体制に変更になった際もかなりスムーズに移行した印象があります。
最初こそ同僚と会えない寂しさはありましたが、むしろ全員がリモートになったことで東京のメンバーとの心理的距離はぐっと近くなりましたね。また、今年の3月から宮崎を離れて静岡に移住したのですが、引っ越しを決断出来たのもフルリモートのおかげです。
小野さん:私もフルリモート勤務のおかげでCAMPFIREに入ることができたのでよかったなと感じています。
前職の時から大阪にいて、引っ越すことは考えていなかったので、もしCAMPFIREが東京での勤務が必須だったら転職そのものを諦めていたかもしれません。
また、前職でもフルリモートで働いていたことや、以前プロボノで一度も面識の無いメンバーと1年間プロジェクトをやりとげた経験があったので、フルリモートに対しては全く不安はありませんでした。
ーー鈴木さんや宮迫さんは、フルリモート勤務に不安はありませんでしたか?
鈴木さん:当初はありましたが、これも慣れだなと就業前は割り切っていました。実際に働き出してからは、部やチームの皆さんに暖かく迎えていただき、フルリモートに対する不安はすぐになくなりました。
宮迫さん: 元々チーム内でもオンラインでのやり取りが多かったので、特に不安や問題はありませんでした。実際にフルリモートが始まっても、基本的な仕事で困ることはなかったですね。
ただ、以前であれば業務後に食事をしながらプライベートに関する相談などをしていましたが、それができなくなったのは寂しかったです。また、業務面ではテキストコミュニケーションがメインのため、メンバーの心理状態が見えづらくなっているということはあるかもしれません。これからもフルリモート体制を継続していく中で心理的安全性を確保するために、これらの課題をどう補っていくのかは会社に任せるだけではなく、ひとりひとり主体的に考えていくと良いのかなと思います。
鈴木さん:私も一緒にお昼に行くなどができないのは少し寂しいですね。所属している法務部のメンバーは、実は一度も全員が顔を合わせたことがないんです。でもその分、Slackやウェブ会議でコミュニケーションを密に取っているので、コミュニケーションで困ることはほとんどありません。
小野さん:デザインチームはSlackだけでなくDiscord(「ボイスチャンネル」という音声通話に特化した機能のあるチャットツール)を常時接続して、相談したいことがあるときにすぐに音声コミュニケーションが取れるようになっています。
対面だと忙しそうな人に声をかけるのを迷ってしまうことがあったので、個人的にはオンラインコミュニケーションの方がやりやすいと感じる部分もあります。職種柄エンジニアの方とコミュニケーションを取ることが多いのですが、以前はイヤホンをしていたり、集中モードだろうな..と察すると話しかけるのをためらうことがあったので。
ーーリモートの方が話しかけやすくなるというお話は興味深いですね。完全リモート体制になったことで工夫がうまれ、新しいツールや仕組みを通じて快適になった部分も多いかもしれないですね。他にリモートワークにおいて意識していることや工夫していることはありますか?
小野さん:工夫というか気をつけていることですが、オフラインのコミュニケーションでは当たり前に行う動作を、なるべくオンラインでもやるように心がけています。話しかけられたらなるべく早く返答する、忙しくて返事できない場合はのちほど返答することを伝える、集中したくてリアクションが遅くなりそうなときはSlackのステータスに書いておくなどです。
また、入社したばかりのときは自分がどういう人かを知ってもらうために、Slackの専用チャンネルで今やっていることや、興味あること、業務とは関係のない雑談をなるべくつぶやくようにしていました。
宮迫さん:カジュアルなコミュニケーションは大事ですよね。ツールの話でいうと、会社の風土もあると思いますが、テキストコミュニケーションは意図しないところで冷たい印象を与えてしまうこともあるため、チーム内のやり取りの文体や使用するスタンプは、フランクでユニークなものが選ばれることが多いです。
私はサウナと釣りが趣味なので、それに関するスタンプがよくつけられます。さすがに昼休みには行けないので、欲求を刺激しないでほしいです(笑)
鈴木さん :小さいことかもしれませんが、ウェブ会議中のカメラはできるだけオンにしています。なかなか会える距離にいるわけではないので、せめて顔だけでも写しておきたいなという思いです。また、ウェブ会議時の背景はできるだけ北海道の季節の風景を入れています。本州より冬が来るのは早いので季節感が少しずれてしまいますが(笑)
ーーそれぞれの地域での生活はどんな感じなのでしょうか。
鈴木さん:冬の寒さは厳しいですが、とても過ごしやすいです。元々大学時代に札幌に住んでいたこともあり、東京在住時からいつか北海道に帰りたいなとは思っていました。妻が北海道に住んでいたこともあり、結婚を機に、東京の仕事を辞め北海道に再び移住しました。
北海道の中でも私の住んでいる十勝地方は食糧自給率が1,220%(カロリーベース)*と「日本の食料庫」となっている地域です。道産ジャガイモやとうもろこし、牛肉など、美味しいものに囲まれて、移住してから1年で7キロ太りました(笑)
冬はマイナス15度近くになり、暖房代もかかりますが、この前チームでその話をしたところ、暖房代に使ってねとUnipos(従業員同士で少額のインセンティブを送り合える仕組み)のポイントをもらいました(笑)
*参照元:帯広市ホームページ 観光ガイドより
宮迫さん:私も自然を満喫しています。もともと結婚と同時にシェアハウスを運営しようと考えていたので、妻の実家のある静岡県の中から、自然が身近で賑わいのある伊豆半島の三島・長泉へ移住を決めました。
現在、新婚なのにシェアハウスのメンバー含め6人暮らしです(笑) みんなでリンゴ狩りをしたり、ハロウィンのときにはカボチャでランタンを掘ったりと、みんなで仲良く暮らしています。
他にも、週末に釣りや温泉にでかけたり、今年から猟師になった妻が山に罠を仕掛けたりと、ここでの生活を満喫しています。この前は妻が狩ったハクビシンをいただきました。美味しかったです。
小野さん:大学卒業後もしばらく京都に住んでいたのですが、夫の母が高齢ということもあり夫の実家の近所である大阪の吹田市に引っ越しました。十勝地方や伊豆半島ほどではないかもしれませんが、自然もあり街並みも整備されていて、程よいのどかさでとても住みやすいところです。
住み初めてわりとすぐ永住を考えだしたのですが、コロナで私も夫も在宅勤務になり、住んでいた団地が手狭になってしまったので今年の6月に思い切って中古マンションを購入しました。すぐ近所に大阪万博公園があるので、いつでも太陽の塔が見えるのが気に入っています。家のベランダからは時々万博であがる花火が見えます。
宮迫さん:いいですね。私の窓からは富士山が見えます!
鈴木さん:私のところからは日高山脈が見えますよ!
ーーこうやってリアルタイムで話しているのに、みなさん物理的に遠い場所にいるというのが不思議な感じがします。それぞれの場所で仕事をされる上で、業務やキャリアについて何か利点はありましたか?
小野さん:そもそも大阪から勤務できなければCAMPFIREで働いていなかったので、その意味でもフルリモートの利点は大きいです。
鈴木さん:私も同じです。他にも、北海道で働いた経験がCAMPFIREの審査の仕事で活かされていると感じることも多いです。前職は牧場の法務の仕事をしていたんですが、いまの審査の仕事でも動物や食品に関わるプロジェクトはとても多いので。
宮迫さん:私も、伊豆半島のプロジェクトを直接サポートすることができました。すでに3~4件の案件がリリースされていて、他にも進行中のプロジェクトがいくつか控えてます。
クラウドファンディングの仕事をしていると地元の方々に伝えることで、地域の「お客様(お邪魔する側)」ではなく、頼られる「仲間」になれることがとても嬉しいです。
ーー生活の上でも仕事・キャリアの観点からも、フルリモートがプラスに働いていてよかったです。今後、こんな場所で働いてみたいなという考えはありますか?
宮迫さん:コロナが落ち着いたら、地元福岡や、大学時代過ごした広島などのゆかりのある地域で多拠点生活をしてみたいと思っています。シェアハウスを他の地域で並行して運営するのも楽しいかもしれません。別の場所に移住するのではなく、拠点を増やしていく感覚です。フルリモートのおかげで、人生の自由度がすごく上がったように感じます。
鈴木さん:いま住んでいるのは帯広なのですが、函館に移住してみたいなと思っています。道内でも雰囲気が街によって全然違うので。本州では、旅行で訪れた四国や九州も魅力的です。東京は人口密度が高すぎるし、満員電車に耐えられないので、もう住めないかも(笑)
遊びに行く分にはいいですが、住む場所・働く場所としては、より自然のある場所が良いなと思っています。
小野さん:地元が沖縄なので、1年のうち数ヶ月は沖縄で働くことができれば最高だなと思います。沖縄は家賃が安いので、大阪の他にもう一つ家を持って、”1年の内、3分の1は沖縄で働く”みたいな生活ができたら最高だと思います。
ーーよりよいフルリモートのために、会社に期待すること、やってみたいことはありますか?
宮迫さん:メンバーにとって会社が心地よい場でありつづけるために、他部署の方も含めてコミュケーションをとりやすい状態が作れるといいなと思います。個人的にも時折チーム内でオンライン飲み会を開いたり、他チームの方とランチ会を開催したりしているので、より多くの方と交流する機会があると嬉しいです!
鈴木さん:フルリモートワークが社内で「普通」というだけでも、私のように遠隔地に住んでいる人間からすれば大変ありがたく思っています。できればもっと、フルリモート勤務の方を増やして欲しいなと思います。私のように、会社に魅力を感じていてもなかなか地理的な理由で転職できないという方も多いでしょうから、積極的に広報していただければと思います。あと、できれば年1回くらいは東京に呼んでもらえると嬉しいです(笑)
小野さん:CAMPFIREのメンバーは全国にいるのでブロック別に集まるのもいいですよね。私も関西に住んでいるメンバーで集まってみたいです!
ーー貴重なお話ありがとうございました!
CAMPFIREは全社員フルリモート体制のため、全国各地で働くメンバーがいます。
「一人でも多く一円でも多く、想いとお金がめぐる世界をつくる。」というMISSIONを実現すべく、引き続き日本全国から、一緒に働く仲間を募集しています。
※一部、職種によっては出社が必要な場合もあります。ご了承頂ければ幸いです。
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