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コンサルから転身。クラウドファンディングの未来を広げる、BizDev室の仕事
株式会社CAMPFIREのリーダーたちに迫るnoteシリーズ「リーダーインタビュー」。今回は、現場での具体的な取り組みや面白さ、そして未来への展望について語ります。
今回は、「BizDev(ビズデブ)室」のマネージャー、大社育良(おおこそなるよし)さんにインタビュー。BizDevとは「Business Development」の略で、事業開発を担っています。
CAMPFIREのBizDev室は、クラウドファンディングの利用シーンを広げる戦略立案を推進するために、2025年1月に名前を新たにして立ち上がりました。クラウドファンディングの未来を広げる仕事について、コンサルティング業界出身の大社さんに聞きます。
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コンサルを経験したのち、ミッションドリブンで転職を決意
──まずは、大社さんがCAMPFIREに入社するまでの経歴を教えてください。
法学部出身で、法律を財務や会計など複数の視点を組み合わせた業務に関心がありました。そこで、新卒では日立グループの事業会社に入り、取引審査や投資審査や、財務・経理系の仕事を4年行いました。
その後は、コンサルティング会社で5年ほど働きました。コンサルティング会社では、DX戦略やBPR・中計策定、事業再生のハンズオン支援で数値管理・費用削減・事業開発・アプリ導入など幅広く行っていました。最後の1、2年くらいはコンサルティングというアドバイスするだけの役割を超えて、クライアントに実際に在籍して、クライアントの会社の名刺をもって自分で新規事業の立案から営業してゼロから売上をつくったりしていました。
コンサル時代には様々な業務内容にふれることができ、非常にエキサイティングでした。ただ、正直なところ、クライアントの目指している世界や解決したい課題などに共感していませんでした。コンサルで力をつけたらどっかで転職しようと考えていたんです。
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CAMPFIREに入社を決めた理由は3つあります。
1つ目は、CAMPFIREのミッションと事業方針に共感し自分のこうなってほしい世界である「世の中のために貢献している個人が正当に評価され報酬とし返ってくる世界」に近づけることができる場所になるのでは、と思えたから。
僕の家は母子家庭で母は国際ジャーナリストという海外の紛争や経済情勢を記事などにして伝える仕事をしていました。ただ、背負うリスクと対価が見あっているようには思えなくて、僕は「なぜこのように社会のためにリスクを背負って働いている人に、お金は還元されないのだろうか」と思っていました。
CAMPFIREのミッションや、今後の戦略方針であるクラファンからDAOへの進化は、母のように個人で社会に貢献することに必死になっている人が正しく対価を得られる仕組みに近づける事業なんではないかなと思いました
2つ目は、過去のコンサル経験を活かせそうだと感じたからです。選考を受ける前のCAMPFIREのイメージは創業から10年が経ち、ある程度型ができた上でオペレーションを磨き込むフェーズだと思っていました。そのため、コンサル時代に培ってきた「変革を起こす経験」を活かせないのではないかと思っていたのですが、カジュアル面談を通じてむしろ第二次創業期にあたるような変革を起こすタイミングだと知り、経験を活かせそうだと感じました。
3つ目は、面接を担当されたCOO藤崎さんの今後の事業方針に対する熱い思いに惹かれました。彼もコンサルティング会社出身なのですが、コンサルの次に働く姿としてもイメージがつきましたね。
──CAMPFIREに入社後、コンサル時代と違いを感じる点はありますか?
まず、フルリモートならではの働きやすさです。CAMPFIREはフルリモートで、出張も少なく、とにかくプライベートの時間的な余裕が生まれて、妻と一緒に料理したりできるのは最高です。コンサル時代は多忙でストレスフルな環境だったこともあり土日も精神的に休まっていませんでした。今はそういったことがないのはありがたいです。
CAMPFIREは社員が250人いて、優しい人が多いので、わからないことがあっても周りに聞けば大抵解決します。なので、恥ずかしがらずに質問しにいく姿勢があれば、フルリモート環境でもスムーズな社内コミュニケーションを取れるのではないかと考えています。
新しいことを提案した時に、まずやってみようという空気になるところから、「変化を楽しもう」というバリューが浸透している印象もあります。
悪い面も正直にお話しすると、コンサル時代と比べてカバー範囲は減っています。また、新しい施策などを行うにも人が足りないことが多く、施策のスピード感に強化する余地があるように感じます。
資金集めに留まらないクラウドファンディングの可能性を広げるBiz Dev室
──今大社さんがリーダーをしている「Biz Dev室」のお仕事について教えてください。
Biz Dev室のミッションは、CAMPFIREを「中長期で」成長させるビジネスソリューションの開発や事業提携、スキーム構築です。今後の経営の根幹に関わるようなアジェンダに触れることができて面白いですね。
短期的な施策としては大手企業と組み、共同でのクラウドファンディングサイトの立上げの検討や、クラファン向けの起案者様への新たなソリューションの開発をしています。
中長期では、DAOを見据えた戦略方針の作成や大規模な協業スキームを描くことを、CEOやCOOと一緒に取り組んでいます。
クラウドファンディングの一般的なイメージは「資金集め」かと思いますが、ファンコミュニティの創出やブランディング施策としての活用など、可能性は多岐に渡ります。事業開発の余地はたくさんあるのですが、スキームを構築する自分の工数も、構築したあとに運用する人の工数も追いついていないことが現在の課題です。AI活用や社内連携を強化することで、生産性を高めていこうとしています。
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──生産性を高めることが現在の課題なのですね。次に、CAMPFIREという会社全体のことを聞かせてください。現在、CAMPFIREはどんなフェーズにあると感じていますか?
クラウドファンディングとしての市場開拓は一定行うことができ、市場の認知はとれたと思います。今後は第二次創業期として事業をさらにグロースさせるフェーズ。さらにCAMPFIREを何倍も成長させるには、クラウドファンディングだけではない、クラウドファンディング以外のソリューションと組み合わせた新しいスキームが必要になってきていると考えています。
今後は、クラウドファンディングを中心とした個人や小規模事業者向けのソリューション開発や、クラウドファンディングからDAOという新しいソリューションへの発展が面白くなってくると思います。
また個人的には、国内の人口減少なども加味して、日本全体の活性化に対しての打ち手として、海外からの支援を受けられるソリューションも作りたいです。
自らの力でミッションを実現させたい人こそ、輝く職場
──現在人が足りないことを課題として挙げていましたが、これからどんな人と一緒に働きたいですか?
まず第一に、CAMPFIREのミッション「一人でも多く一円でも多く、想いとお金がめぐる世界をつくる。」に共感して一緒に世界を変えたい人です。
転職軸として「年収」や「地位・名誉」など色々な軸があるかと思います。中でも「社会に対してどうインパクトを出すか」という軸で転職先を考えてくださる方が合うと思います。うまくいかないことがあった時に、今自分がやっていることは社会課題に直結することなんだ、と思えることがモチベーションになっています。
また事業開発としては、「他人じゃなくて自分の力で」CAMPFIREのミッションを通じた世界を作りたいと考えている熱い人と一緒に働きたいです。自分の意思で、自らプロジェクトを前に進められる人でないと壁に当たる場面も多い気がします。いずれにせよ、オーナーシップや責任感をもっていたらやっている業務も楽しくなってきますしね。
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──最後に、CAMPFIREで働くことに興味を持ってくださった方へ、メッセージをお願いします!
「より社会に貢献するような事業に関わりたい」「CAMPFIREのミッションや世界観を実現したい」「フルリモート環境で、プライベートの融通を効かせた働き方をしたい」そのような人にはおすすめです。
また、クラウドファンディングは活用方法が広がっていて、協業のポテンシャルもかなり幅広いんです。Biz Dev室の面白さはあると思います。
まだ整備されていないことも多いので、それも楽しんでいける人を大募集しています! 特にコンサルでのスキルは活かせることが本当に多いのです。ぜひ一緒に働こうと思ってもらえたら嬉しいです。
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