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コミュニティは心の避難場所。子育て中のママを応援する「バブリーたまみファンクラブ」の運営

株式会社CAMPFIREが運営するサービスのひとつである、コミュニティプラットフォーム「CAMPFIRE Community」。「CAMPFIRE Community」のなかに、子育て中のママの心のサードプレイスとして交流ができる「バブリーたまみファンクラブ」があります。運営しているバブリーたまみさんに、700人以上ものメンバーを抱えるファンクラブを続けていくための運営について聞きました。

子育ての仲間がいるサードプレイス

ーーコミュニティ「バブリーたまみファンクラブ」の活動について教えてください
ファンクラブを始めたのは6年前です。通常のSNS上にいるファンの方よりも、もう一歩近い距離で活動を応援してくれる人たちのファンクラブを作ろうと思ったのが最初のきっかけです。

活動を進めていくと「もっとつながりが欲しい」というメンバーたちの気持ちが見えてきました。メンバー同士でZoomのチャットができるようにしたら、「相互で話せるような会をまたやりたいです!」という声があがったんです。こういうメンバー同士のコミュニケーションにニーズがあったんだ!と気がついて、少しずつ交流の仕方を変えてきました。

現在は、バブリーたまみを一番近くで応援する、というだけではなく、「あそこに行けば子育ての仲間がいる」という心のサードプレイスとしてファンクラブを運営しています。相互にコミュニケーションをとれる形にしてからのほうが、運営していて喜んでもらえているという実感があります。

ファンクラブとして続いていくために、ほどよい距離感とペースをつくる

ーーたまみさんご自身とファンクラブのメンバーさんとの関係性はいかがですか?
ファンクラブメンバーへの安心感はすごくありますね。やっぱり他のSNSのいちフォロワーさんよりも近い感覚です。「ファンクラブメンバーには言ってもいいかな」とさらけ出して話していることもあるので、遠い親戚のような気持ちで接していますね!

ほどよい距離感を保つために色々とルールは決めています。運営に関する意見は個別にわたしに送るのではなく事務局に送ってもらったり、ファンクラブの特典でやることとやらないことをはっきり線引きして伝えたりしていますね。今メンバーが700人以上いて、一人ひとりの思いを全部叶えようとすると、わたしも疲弊してしまうので……。長く運営し続けるためには、わたしが頑張りすぎたり、疲れてしまってもいけないので、しっかり特典を提示して、その範囲でお互いに心地よくいられるような環境を、努力してつくっています。

最初は頑張りすぎてしまって、もっとやらなきゃもっとやらなきゃ〜!と考えていて、なのにやらない時はピタッとやらなくなったりして。変に波があったんです。なんだか後回しにされている気がする、と声をいただいてしまって。そうではなくて、コンスタントにペースを守って続けていく大切さを感じています。

ーーファンクラブ運営を続けていて、意外だったことはありますか?

ファンクラブを運営していくうちに、情報の出し過ぎもだめなんだなって気づきました。会員限定コンテンツを「読める」量にすることも大事なんです。追いつけない量のコンテンツを出してしまうと損した気分になってしまうんだっていうのが意外でした。

また、ファンクラブのメンバーだからといって、甘えすぎるのもよくないって知りました。どんなにファンクラブの方が「たまちゃんはいてくれるだけでいいよ」「ファンクラブの特典の投稿は無理しなくていいよ」って言ってくださっても、甘えてしまうとだめなんですよね。決めたことはちゃんとやらなきゃいけませんね。わたしが甘えてしまった時に、「ないがしろにされてる」と感じたっていう声が出てきたんです。「ファンクラブメンバーだから、まぁいいだろう」っていうのは絶対に思っちゃいけないなって学びました。どんなに近いファンでも、お客さまだし、だめなところを見せすぎて甘えすぎるのも、ファン離れに繋がってしまうんだなと感じました。

それから、運営目線で意外だったのは「CAMPFIRE Community」のスタッフさんが伴走してがっつりサポートしてくださるということ。運営し始めてしばらくは、「CAMPFIRE Community」をあくまで決済手段としてしか考えていなかったのですが、ある時とてもこまめに連絡をくださったんです。コミュニティ1つにつき1人のサポート体制が整っていることは支えになりました。思っていた以上にもっと頼っていいんだなって思いました。

コミュニティは、変わり続けていく避難場所

ーー今までファンクラブのメンバーの方からの印象的な声はありましたか

ファンクラブの中では愚痴や吐き出しを書いていいよってことにしているんです。愚痴を書き出すことで自分を客観的に見て、自分の感情を否定せずに受け入れられるようになるので、書き出すことを勧める記事もファンクラブにたくさん投稿しています。

その中で、22年間精神疾患の症状があったというファンの方が、ファンクラブに参加してくださったのですが、ファンクラブの中で書き出すことを続けてくださって、自分を受け入れられるようになった結果、精神疾患の症状が落ち着いたんです。「命を救ってくれてありがとう」と言われて、泣きそうになりました。

他にも嬉しかった言葉は「自分を大事にできるようになりました」「夫婦仲が良くなりました」「ようやく子育てが楽しめるようになりました」などなど……やりがいはすごくありますね。ファンクラブの場をやめてしまったら、孤独になってしまうママさんもたくさんいらっしゃるはず。ここ1、2年でようやくいい循環になってきたなと感じます。ファンクラブは改善に改善を重ねて、変わっていくものだし、変わっていっていいものだと思います。

ーーたまみさんにとってコミュニティとはどのようなものでしょうか?

避難場所です。どこにも逃げられない、ここで頑張るしかないってなると、人ってすごく不安になったりしんどくなったりするじゃないですか。現場の子育てを豊かにするには絶対に避難場所が必要で、そのひとつとしてバブリーたまみファンクラブを捉えてもらえたらいいなって思います。わたしのファンクラブに限らず、コミュニティを見つけて所属することはきっと安心感を得られるはずです。一人ひとりが避難場所としてのコミュニティをいくつか持てるといいですね。


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